とぅるー OUTPUTNote

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糖尿病という病〜【その4】運動療法〜

こんにちは。とぅるーたです。ご訪問いただき、ありがとうございます。

引き続き「世界一わかりやすい最新糖尿病対策」(玉谷 実智夫 著 時事通信社の気づきをアウトプットしていきます。

 

4回目である今回は運動療法についてシェアしていきます。

運動は始めるのになかなかハードルが高いですよね。できる限り低くすることがポイントになってきます。気軽に運動ができるようになれば、運動が楽しくなります。

 

 

1.インスリン以外に血糖値を下げる方法は「運動」しかない!

食事で高くなった血糖値を下げるにはインスリンが必要ですが、インスリン以外で血糖値を下げる唯一の方法が「運動」です。すい蔵に負担をかけることなく、血糖値を下げることができるので、どの段階の糖尿病の人にも適した治療法です。

運動による効果は大きく分けて2つあります。ひとつは運動することによって消費エネルギーが増加し、代謝が進むことによる「急性的な効果」。もうひとつは筋肉量の増加によって基礎代謝の強化となり「持続的な効果」がもたらされます。

 

2.有酸素運動レジスタンス運動

有酸素運動」はウォーキング、ジョギング、スイミング、サイクリングなど軽〜中程度の長時間続けられる運動であり、血糖値を下げるのに極めて有効な運動です。有酸素運動はできれば毎日、少なくとも週3〜5回、各20〜60分間行い、1週間で合計150分以上することが勧められています。

また、一日に1回だけ45分間するよりも、毎食後の3回、15分間ずつするほうが血糖値が改善するという報告もあります。

 「レジスタンス運動」とは別名無酸素運動とも呼ばれており、短距離走や筋トレなど、筋肉に高い負荷を短時間で集中的にかけておこなう運動です。

筋肉量を増やすことによって基礎代謝が向上し、日常生活を送るだけでもエネルギーが消費されやすい身体になります。

ただし、筋トレなどによる効果は3日で低下し、1週間ほどでほとんど消失すると言われていますので、継続的な運動習慣が大切です。最低でも週2〜3回はやっていきましょう。

私のおすすめの筋トレは「スクワット」です。スクワットに主に効く「大腿四頭筋」は身体の中で一番大きい筋肉です。また、この筋肉は歩くために重要な役割を担っています。

1日10回からでも良いので、スクワットに是非チャレンジしてみてください。

 

3.運動はまとめてしなくて良い!「細切れ運動」のススメ

有酸素運動は20分以上続けないと内臓脂肪が燃焼されない。だから短時間の運動では効果が得られない」と言われていました。しかし、最近の研究では、短時間(5〜10分程度)の運動でも、こまめにおこなうことで体脂肪が減るという結果が出ています。

まとめて運動しようとすると時間の確保が難しく、つい後回しにしがちです。

そこでおすすめなのが、「食後10分間ウォーキング」です。

食後45分〜1時間ほどで血糖値はピークになると言われています。そのピークを下げるため、食後30分〜2時間の間に10分程度ウォーキングをします。もし、よかったらやってみてください。

 

4.まとめ

今回は「運動療法」についてお伝えしました。本日のまとめです。

1.インスリン以外で血糖を下げる唯一の方法は「運動」である。運動には糖代謝を促進する「急性的な効果」と筋肉量が増加し、基礎代謝が上がることでの「持続的な効果」がある。

 

2.運動は「有酸素運動」と「レジスタンス(無酸素)運動」に大別される。「有酸素運動」は可能な限り毎日、少なくとも週3〜5回、計150分以上やると良い。「レジスタンス運動」は週2〜3回、どちらも継続することが大切。

 

3.運動は短時間でも効果あり。5分でも良いのでスキマ時間に運動を続けることで効果が出る。特に食後30分〜2時間の間に10分間のウォーキングがおすすめ。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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参考図書: