糖尿病という病〜【その1】糖尿病ってどんな病気?〜
こんにちは。とぅるーたです。ご訪問いただき、ありがとうございます。
前回の記事で自分の病気である糖尿病についての本を購入したとお伝えしました。
今回購入した本は「世界一わかりやすい最新糖尿病対策」(玉谷 実智夫 著 時事通信社)です。この本は図解やイラストが多く、とてもわかりやすい本で、とてもおすすめです。
私が当著書を読んで得た気付きを複数回に分けてシェアしていきたいと思います。
まず、第1回目は糖尿病の概要についてです。
今回の記事は健康(だと思っている)人こそ読んで、ぜひ行動に移していただきたいと思っています。
1.糖尿病とはどんな病気?
食べ物は胃腸で消化・吸収され、糖質はブドウ糖になります。ブドウ糖は脳や内臓の栄養源となるため、血中に取り込まれて全身を巡ります。糖が血中に取り込まれると、血糖値が上昇します。血糖値を正常に保つため、膵臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げる働きをします。
糖尿病になると血糖値を下げるインスリンが不足したり、効きにくくなったりして正常な糖代謝が維持できなくなり、血液中にブドウ糖があふれてしまうのです。
2.1型糖尿病と2型糖尿病について
糖尿病は発症原因によって1型と2型に分けられ、発症に遺伝や生活習慣や肥満に関係しないのが1型、遺伝的な要素に加えて肥満・食べ過ぎ・運動不足・ストレスなど生活習慣と大きな関わりがあるのが2型です。
すべての糖尿病に対しての割合としては1型が約5%、2型が約95%でほとんどが2型です。ちなみに、私も2型糖尿病患者です。
3.糖尿病(予備軍)になると、どんな症状が起こるのか?
血中に糖があふれている状態が続き、生活習慣を改めなかったり、治療をしない状態が続くと、頻尿・多尿、口や喉の乾き、疲れやすいなどの「高血糖症状」がでてきます。
これらの症状は自覚しづらく気づかれないことも多々あります。
症状がさらに悪化してくると、「糖尿病ケトアシドーシス」という症状が急激に発生することがあり、急に喉が渇き、たくさん水を飲み、尿が増え、全身がだるくなり、ひどい場合には意識がなくなって昏睡状態に陥る場合もあります。
4.糖尿病を発見するための手段
糖尿病は早期発見・早期治療が大切です。定期健康診断または人間ドックを毎年受け、空腹時血糖が高めまたはやや高めの場合は糖尿病検査(HbA1c)を受けることをおすすめします。
直近で受けた健康診断の結果を確認してみてはどうでしょうか。もし、血糖値が高めだったら、次回の健康診断では糖尿病検査を受けてみましょう。
自覚症状がなく、初期段階では生活に支障をきたさないことから治療や通院が軽視されがちですが、進行すると合併症により足を切断しなくてはいけなくなったり、目が見えなくなったり、人工透析が必要な状態になったりと深刻な病気です。
5.まとめ
今回は糖尿病の概要についてお伝えしました。今日のまとめです。
1.糖尿病は血中へ取り込まれた糖を下げるホルモンである「インスリン」が不足したり効きにくくなったりして正常な糖代謝が維持できなくなり、血液中にブドウ糖があふれてしまう病気である。
2.糖尿病は大別すると1型と2型があり、患者の殆どは2型である。2型糖尿病は生活習慣の悪化により発症する。
3.糖尿病の症状は自覚しづらいため、日頃の健康診断で血糖の状態を管理し、状況によっては糖尿病の検査を受ける必要がある。
次回は糖尿病の本当の怖さ、合併症や糖尿病が原因で発症する病気についてお伝えしたいと思います。
記事を読んでの気づきや質問があれば、コメント欄もしくはTwitterでリプライやDMをしていただけると嬉しいです。
参考図書: